レム睡眠行動障害

症状別

大声を出す・暴れる

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大声を出す・暴れる

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レム睡眠行動障害

レム睡眠行動障害(RBD:REM Sleep Behavior Disorder)はレム睡眠中にケガや睡眠の中断を引き起こしかねない異常な行動が特徴で、夢内容を行動化してしまう病気です。睡眠中に異常行動(興奮性行為、攻撃的行為、または暴力的行為など)が起こり場合によってはご本人が怪我をしてしまう、一緒に寝ている方に怪我をさせてしまう危険性はあります。症状は睡眠中のみで、日中の異常行動は認められないことが特徴です。
RBDの発症は50歳以上の男性に多く、神経変性疾患(パーキンソン病、レビー小体型認知症など)のある方に発症しやすいとされています。RBDは神経変性疾患との関わりが深く、特発性RBDと診断された約4000例を対象とした調査では、5年で33.5%、10.5年で82.4%神経変性疾患を発病していることがわかっており、RBD診断は他疾患の早期発見にもつながる可能性があります。

Högl B, et al. Idiopathic REM sleep behaviour disorder and neurodegeneration – an update. Nat Rev Neurol. 2018 :40-55. 

寝付けない様子の男性
症状

・暴力的行動:殴る、蹴るなど
・非暴力的行動:激しい寝言、大声で叫ぶ、ベッドから転落するなど

覚醒するとこういった行動は消失し、覚醒のタイミングによっては異常行動の内容を覚えている場合と、全く記憶にない場合があります。多くの場合暴力的行動の被害を受けるのは家族(特にパートナー)になります。夜間の記憶がないことが多く、パートナーがだれにも相談しないで過ごしてしまうことがあります。

原因

通常はレム睡眠が始まると同時に、脳のある部分から全身の筋肉にブレーキを駆ける脳の機構があります。このブレーキが、なんらかの原因によって低下したためと考えられています。原因の種類によって、症状の進行が分けられます。
急性発症:主に薬剤(パーキンソン病やうつ病)の中毒症状、あるいはアルコールや睡眠薬の離脱症状によって起こります。
慢性発症:神経変性疾患との関わりが深く、RBD発症前から変性疾患を併発している「症候性RBD」と、併発していない「特発性RBD」があります。

検査・診断

RBDは夢関連の行動を引き起こす病気であるため、本人のみでなくベッドパートナーからの指摘も重要です。終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)では睡眠中の様子がつぶさにわかります。睡眠中の特に「レム睡眠」の時間帯に注目して、あごや脚の筋肉が動いているのかを確認します(レム睡眠中は筋肉が弛緩し、動かないことが一般的です)。また、入院中のビデオ記録により異常行動のチェックを行います。

治療

非薬物療法

まず、ケガの防止策として、ベッドサイドに物を置かない、家具の角にクッションを設けるなど環境を整えることが大切です。その他には、カフェイン・過度の飲酒を控えることやストレス解消など日常生活を見直します。

薬物療法

ベンゾジアゼピン系薬剤(鎮静薬の一種)のひとつであるクロナゼパムで症状を抑えます。

症状


・暴力的行動:殴る、蹴るなど
・非暴力的行動:激しい寝言、大声で叫ぶ、ベッドから転落するなど

覚醒するとこういった行動は消失し、覚醒のタイミングによっては異常行動の内容を覚えている場合と、全く記憶にない場合があります。多くの場合暴力的行動の被害を受けるのは家族(特にパートナー)になります。夜間の記憶がないことが多く、パートナーがだれにも相談しないで過ごしてしまうことがあります。

原因


通常はレム睡眠が始まると同時に、脳のある部分から全身の筋肉にブレーキを駆ける脳の機構があります。このブレーキが、なんらかの原因によって低下したためと考えられています。原因の種類によって、症状の進行が分けられます。
急性発症:主に薬剤(パーキンソン病やうつ病)の中毒症状、あるいはアルコールや睡眠薬の離脱症状によって起こります。
慢性発症:神経変性疾患との関わりが深く、RBD発症前から変性疾患を併発している「症候性RBD」と、併発していない「特発性RBD」があります。

検査・診断


RBDは夢関連の行動を引き起こす病気であるため、本人のみでなくベッドパートナーからの指摘も重要です。終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)では睡眠中の様子がつぶさにわかります。睡眠中の特に「レム睡眠」の時間帯に注目して、あごや脚の筋肉が動いているのかを確認します(レム睡眠中は筋肉が弛緩し、動かないことが一般的です)。また、入院中のビデオ記録により異常行動のチェックを行います。

治療


非薬物療法

まず、ケガの防止策として、ベッドサイドに物を置かない、家具の角にクッションを設けるなど環境を整えることが大切です。その他には、カフェイン・過度の飲酒を控えることやストレス解消など日常生活を見直します。

薬物療法

ベンゾジアゼピン系薬剤(鎮静薬の一種)のひとつであるクロナゼパムで症状を抑えます。

医療法人RESM

RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック

住所:神奈川県横浜市港北区新横浜3-8-12 丸八新横浜ビル4階

受付時間
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■ 休診日:月・日・祝
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