糖尿病・甲状腺外来
糖尿病・甲状腺外来
DIABETES AND THYROID DISORDERS
新東京院では「糖尿病・甲状腺外来」を新たに開設することとなりました。
糖尿病や甲状腺疾患は、適切な診断と治療を行うことで、
日常生活の質を大きく向上させることができます。
これらの疾患に関する専門的な診療を提供し、
患者さま一人ひとりに合った最適な治療をサポートいたします。
新東京院では「糖尿病・甲状腺外来」を新たに開設することとなりました。糖尿病や甲状腺疾患は、適切な診断と治療を行うことで、日常生活の質を大きく向上させることができます。
これらの疾患に関する専門的な診療を提供し、患者さま一人ひとりに合った最適な治療をサポートいたします。
糖尿病とは
糖尿病は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが十分に働かないことで血糖値が慢性的に高くなる病気であり、主に1型糖尿病と2型糖尿病に分けられます。1型糖尿病は主に自己免疫の異常によりインスリンをほとんど分泌できなくなる病気で、典型的には若年者に発症します。一方、2型糖尿病は過食・運動不足などの生活習慣や遺伝的要因によりインスリンの分泌や働きが低下することで発症し、中高年に多いのが特徴です。
糖尿病を放置すると、網膜症や腎症、神経障害といった合併症が進行し、最悪の場合、失明や人工透析が必要になることもあります。また、脳卒中や心筋梗塞といった欠陥合併症のリスクも増加します。これらの合併症には早期介入により発症を抑制することができるため、早期診断と適切な治療が非常に重要です。
糖尿病治療について
糖尿病治療の目標は、血糖や体重・脂質・血圧を良好に管理することで、合併症の発症・進展を予防し、糖尿病のない人と変わらない寿命や生活の質(QOL)を実現することです。
糖尿病の治療は、大きく分けて食事療法•運動療法•薬物療法の3つがあります。1型糖尿病の方は早期からインスリンによる治療が必要になりますが、2型糖尿病の方は食事・運動療法を行いつつそれぞれの病状に応じて薬物療法を行うことがあります。
食事療法
適切なカロリーを摂取することを心がけましょう。具体的なカロリー量は、患者様それぞれの目標体重や身体活動の程度によって異なりますのでご相談ください。また、炭水化物・脂質・タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスよくとることが大切です。

運動療法
週に150分以上の有酸素運動と、週に2~3回のレジスタンス運動を組み合わせるのが推奨されています。 運動の効果としては、すぐに現れる急性効果と、運動を続けることによる慢性効果があります。急性効果として血糖値を下げる効果があるため、食後に運動をすることで食後の血糖上昇を抑えることができます。また、慢性効果としては、トレーニングを続けることで筋肉がついて基礎代謝が高まるとともに、インスリンの効き目がよくなることで運動していない時でも血糖値が上がりにくくなります。

薬物療法
薬物療法には、内服薬(飲み薬)と注射薬(インスリンや、インスリン以外の注射薬:いずれも患者様がご自身でご自宅で注射する薬剤です)があります。これらの薬剤の中には、Additional benefits(血糖値を下げるだけでなく、心・腎などの臓器保護効果といった、合併症の治療や予防に寄与する効果)が示されたものもあります。糖尿病の治療の目標はただ血糖値を下げることではなく、それにより合併症の発症や進展を予防することにありますから、最近ではどういった薬剤を用いて血糖値を下げるか、といった点も重要視されています。

当院では、心疾患のある人や腎症のある人といった、患者様の病状それぞれに対して適切な治療を選択して提供しています。また、肥満症のある2型糖尿病患者様に対しては、必要に応じてマンジャロ®という体重減少効果の示されている注射薬も使用することがあります。
そのほか、インスリン注射を行っている方の治療も可能です。最近ではアウィクリ®という、週1回注射の持効型インスリン製剤も発売されました。頻回な注射が困難である方などに対しては、必要に応じてそうした新規薬剤の導入や調整も可能ですのでご相談ください。(アウィクリ®は新薬のため、2025/12/1までは2週間に1回ごとの通院が必要です。また、現在の治療内容によってはそうした週1回製剤への切り替えが難しい場合もございます。)
また、患者様がご自宅で血糖測定をする機器として、Free Styleリブレ2®という持続血糖測定器も採用しています。これは、一度センサーを装着すると14日間は1分毎にグルコース値を自動で測定してくれる機器です。(使用にはスマートフォンでリブレLinkというアプリのダウンロードが必要になります。)インスリンを使用している方は保険適応で使用することができます。費用は1月あたり1250点(12,500円)の1~3割負担(1,250円~3,750円/月)です。
甲状腺疾患とは
甲状腺は首の前側にある小さな臓器で、全身の新陳代謝を調整するホルモンを分泌しています。
代表的な疾患として、
バセドウ病(甲状腺機能亢進症):甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、動悸や発汗、体重減少、手の震えなどの症状が現れます。
橋本病(甲状腺機能低下症):甲状腺ホルモンの分泌が低下し、疲労感やむくみ、寒がり、体重増加などの症状が出ることがあります。
甲状腺疾患は、症状が軽い場合は気づきにくく、疲れやすさや体調不良と見過ごされがちですが、適切な診断と治療により症状の改善が期待できます。

睡眠時無呼吸症候群との関連性
糖尿病や甲状腺疾患は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)とも密接に関係しています。特に2型糖尿病の患者さまにおいては、SASを合併するケースが多く、睡眠中の低酸素状態がインスリン抵抗性を悪化させることが知られています。
また、甲状腺機能低下症では、気道周囲の筋肉が弱くなり、無呼吸を引き起こしやすくなる可能性があります。睡眠の質が低下することで、日中の眠気や集中力の低下を引き起こし、生活の質が大きく損なわれることもあります。
当院では、糖尿病・甲状腺疾患の診療とともに、睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングや治療も行い、総合的な健康管理をサポートいたします。
糖尿病・甲状腺外来の特徴

当院の糖尿病・甲状腺外来では、
- 糖尿病や甲状腺疾患の早期発見と治療
- 専門の医師による最新の診療ガイドラインに基づいた治療
- 生活習慣の改善や食事指導などの包括的なサポート
- 睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングと治療対応
を行います。定期的な診察や血液検査を通じて病状を詳しく把握し、個々の患者さまに最適な治療方針をご提案いたします。
担当医
松山 正英 医師
診療日 : 毎週金曜日 15:30~19:30
東京大学医学部附属病院 糖尿病代謝内科所属。睡眠時無呼吸、睡眠障害の診療のみならず、代謝内科医の立場から、患者様のライフスタイルに寄り添った糖尿病診療や、甲状腺疾患の診断、治療も可能です。
受診をご希望の方へ
糖尿病や甲状腺疾患の診断・治療を希望される方は、お気軽に当院までお問い合わせください。
専門的な診療を通じて、皆さまの健康管理を全力でサポートいたします。
医療法人RESM
RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック
住所:神奈川県横浜市港北区新横浜3-8-12 丸八新横浜ビル4階
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
10:00〜13:00 | / | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | / |
15:30〜19:00 | / | ○ | ○ | ▲ | ○ | △ | / |
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■ 休診日:月・日・祝
*初診・再診とも予約制となります
RESM新東京 スリープメディカルケアクリニック
住所:東京都大田区大森北1-8-2 icot大森2階
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■ 休診日:月・火・祝・毎月第一日曜
*初診・再診とも予約制となります
